めりさんのまいにちログ

まいにちの記録です。

20240421 100kmの旅路

夜中に書いていた記事を消してしまった。バックスペースに手をかけたまま寝落ちてしまった。

富士五湖チャレンジ。正確には四湖で100kmのウルトラマラソン
1時半起床。4時半スタート。真っ暗な中に大勢が集まってお祭りみたいで楽しくなる。走り始めると未知の距離な旅が始まる。景色に感動していたけど、それも初めの頃だけ。笑。せっかく準備した地図と高低表と関門時間を書き込んだ紙を持ってくるのを忘れたことに気づく。前日準備したレースペースと予定関門到着時間をスマホの待ち受けにして、こいつを心の支えにすることにした。今回の長い旅路でそれほど絶望感がなかったのは、この表で細かく途中地点の目標を設定していたからだと思う。途中からどんどん予定と乖離していき、工数見積もりが甘過ぎたんだけど。(仕事でもよくあること)

50km過ぎた時は割と余裕かもしれないと思っていたんだけど、60km過ぎて生理が始まって同タイミングくらいで手がパンパンに浮腫んできてからは、この心配に夢中になってしまった。前者はある程度想定していたので対処はできたんだけど、後者にビビる。71km過ぎの関門で前の人がリタイア宣言したのをみて心が揺れる。スタッフの人と何気ないことを喋って行けるところまでいこうと歩き出したらなんとかなった。ウォーキングイベントかってほど最後らへんは歩いたけど、最終関門ギリギリの13時間50分でなんとか滑り込みゴール。最後のボーナスタイムの2kmの下りはノンストップで走り続けることができた。
黒いふわふわのゴールゲートをくぐったら、もうめちゃくちゃうれしくて「間に合ったー!嬉しいー!!」と叫んでしまった。知らんおっちゃんに写真を撮ってもらったら私すごい笑顔だった。(ありがとう、おっちゃん!)たぶんカメラを向けられてこんな笑顔になったの酔っ払ってるときくらいしかない。
これ遺影にしたい。

最後らへんから雨がぽつぽつ降ってきて、ゴールしたら結構な雨になってた。でももうそんなのどうでも良かった。全部は胃が受け付けなかったけど、ゴール後の豚汁がとても沁みた。温かいものが優しかった。

早々に着替えて、富士山駅までバスで運んでもらう。閉店時間が差し迫ったお土産屋で5分でお土産を選んで、21時前に夜行バスに乗り込む。我ながら完璧な時間配分。これで翌日早朝には大阪に着く。

1日なのにとても長い距離を移動している。人生の道楽だなとしみじみ思う。100km走る宣言をしていた友人たちからおめでとうメッセージがいっぱい届いたこともなにより嬉しかった。
途中、諦めなくて本当によかった。